「日本人っていいな」と思う反面、私が強く思うこと
2024-07-20 | TOSHI
フォロワー、読者の皆さんこんにちは。TOSHIです。日本人女性です。
このサイトでは日本語ではグルメ、英語では日本を紹介するコラムを書いています。
フォロワーさんはまだ少ないですが、本当に90ヵ国をこえる国から閲覧されていますし、閲覧数も皆さんが思うより多いと思います。
日本のいいところは、なんといっても人ですね。あと、観光するのに素晴らしい場所です。深い文化があるし、人は親切で比較的治安がいい。
【美しい人々】築地には勤勉の神がいるかもしれない
https://clubrosy.jp/article/2984.html
私は生まれ変わって他の国の人になっても、日本人と友達になったり、パートナーになったりしたいです。
これは外国に少しでもいて初めて分かりました。こういう人は多いのではないでしょうか。
日本は基本的に集団主義の国です。日本人は集団になると凄く怖い面もありますが、個人として仲間になると、これほどいい人たちはなかなかいません。
けっこう前の話になりますが、私が日韓交流会に行った時、日本の新大久保に韓国人街ができたかできないかくらいに来日した韓国人の男性がいました。当時20代くらいで、確か、小学生か中学生くらいの時に事情で来日したのだそうです。日韓のバイリンガルでどちらもペラペラ。
「最初は友達もなかなかできなくて大変でしたよ」
という彼は、高校を卒業したあと、一時帰国して韓国の大学を卒業した後、また日本に戻ってきたのだそうです。
「日本で就職して日本で暮らしたい」
という彼に、
「どうして? 韓国の人の方がオープンなんでしょ?」
と訊くと、
「日本人は『中』に入るのが大変だけど、いっぺん友達になったらずっと友達でしょ。韓国人はオープンだけど、気が合わないとぱっと離れちゃう」
と言われて凄く納得しました。
比較的内気そうな人でしたし、韓国生まれだとはいっても、多感な時期を日本で過ごして多少日本人化していた面もあったのではないでしょうか。合う合わないはあるでしょうが、それでも日本がいいんだなと思いました。
あと、こんな話もあります。
私の親戚は一時ポルトガルに住んでいました。
近所に日本人の建築家の人がいて、農園を持っていたので、そこで働く、家事もある程度やってくれる現地の男性を雇っていたのですが、私が見た時はあまりうまくいっていなかったようで、いうことをなかなかきかないので厳しくしかりつけたりしていました。
ポルトガルにいる前はアメリカにいたその男性は、
「本当は旅行に行ったりするとき、鍵だけあずけて、完全に家や農園をまかせられる人が欲しいんだ。遠くから電話一本すれば、僕の留守宅の鍵をあけてなんでもやってくれるような……。でも、こっちでは無理だね。そういう人はいない」
そこまで他人を信用できない、という意味なのでしょう。少なくともその人はそう言っていました。
私の知っている人は自営業ですが、家のスペアの鍵を従業員に渡していても何もありません。
ただ、それは日本人の良心でもあるでしょうが、仮にその信頼を裏切って犯罪に走ったりしたら、「変わった人間」を排除することにかけて達人の日本人社会で生きていけなくなるからではないでしょうか。
1976年5月15日に放送された「まんが日本昔ばなし」に「キジも鳴かずば」というのがあります。
大切な娘が病気になった時に、やむなく盗みをした男が、「盗みをしたから」という理由で、村に危機があった時に、人柱にさせられてしまうという話です。
これは日本人の集団主義の怖さを凄くよく表している話だと思います。
だから私は日本人で、日本人っていいなと思って外国に紹介しているのは本当ですが、その反面、日本人が他の国の人より特別に優れているとは思わないです。
特別に悪い状況にある国というのはありますが、人間というのはどこに行っても同じではないでしょうか。
卵が調理の仕方や切り方で違ったように見えても結局は卵であるように、どの国にもすごく良い面、悪い面、我慢できない面があるんだということだと思うのです。
日本も離婚率が上がっていますが、外国の人は長年連れ添ってもびっくりするようなタイミングや理由で離婚したりするのが聞いていて慣れません。
私はフランス人でけっこう長い間友達だった夫婦がいました。連れ添って長い夫婦で、旦那さんはマスオさん状態だった人で、日本が大好きで日本の習いごともしていて、話していてもあまり違和感がなく、
「〇〇さんは日本人みたいだね」
だとか、ちょっと人のいいところがあるなと内心思っていたのですが、晩年、妻に、
「もう愛していない」
と言って熟年離婚したので本当にびっくりしました。
もっともこれはフランス人同士でも衝撃だったことらしく、奥さんはさんざん泣いて、日本に行くという旦那さんについていくといったり、奥さんの友達もそろって旦那さんを非難しました。
でも結局は奥さんは旦那さんの家をとりあげて追い出して、あとのことは私は知らないのです。
日本にも我慢できないことはたくさんありますが、外国というのは魅惑的でも、実は凄いところではないでしょうか。
異文化というのは、時に問題を快刀乱麻してくれる頼もしいものであると同時に、まったく予期しない時にこちらの心を傷つけうるものでもあるものです。カルチャーショックはお互いに、あると思うとないし、ないと思えばあるものです。
どうまとめればいいかわかりませんが、私が日本人を友達やパートナーとして外国の人にもすすめる理由、そして、私は結局異文化に興味があって、基本的に好きだという理由、日本人は素晴らしいと思う反面、日本人や日本を妄信してはいないというのを分かっていただけたらと思います。
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