日本を復活させるヒントがある、ドイツ流「休み方・働き方」の本
2025-11-17 | TOSHI

私がかねて疑問を抱いていたことなのだが、どうして日本の、少なからぬ経営者・管理者は、「働け、働け」「働けば働くほどよくなる。休まないのは偉い」もしくは「休むのは悪」というのだろうか。それを続けてきた結果、日本の経済がどうなったかはご存じの通りである。
それに反してドイツ人は「休むのが大好き」「休むことは仕事と同じくらい大事……いえ仕事以上に大事なこと」と考えているのに、2023年にドイツのGDPは日本を追い抜いた。
現在、ドイツ人の平均収入は日本の1.7倍であるというデータもあるそうだ。
著者サンドラ・ヘフェリン氏は、ドイツ人と日本人のハーフでバイリンガルでもある女性である。
ニュースに衝撃を受けた著者は、休みを戦略的に取り入れ、効率的に働くことで、しっかり結果までも出している、そんな「ドイツ人の戦略的休み方」「働き方」を、ドイツ人たちへの取材に基づく豊富な例をあげて紹介し、「実践できること」を提案していく。
ドイツでは「週休3日」で働く人も珍しくない。有休、育児休暇(ドイツでは「親時間」という)、病欠に対する考え方も大きく違う。
休みを取る時は子供のいる人の都合を優先する。「有休関連の意地悪」がない。
彼らの睡眠時間、勤務時間、生活スタイル、休みとその過ごし方……「1日の中で最も集中できる時間」についても語られる。休む時はしっかり休んで、効率的な、パフォーマンスの高い仕事をする——「生産性を上げるヒント」が見えてくる。
そもそも、ドイツでは「部下を働かせすぎる上司」は多額の罰金刑がつく場合もあり、極悪人の扱いをされる。
ドイツの会社の人間関係は、日本に比べるとドライで、顧客との交流も、コーヒーやランチで、じゅうぶん回るのだという。
これも私の個人的な疑問なのだが、なぜ日本の経営者・管理者は、「休まないのは偉い」「休むのはよくないこと」と考えがちで、ひいては、「企業戦士」「愛社精神」という言葉を使うのだろうか。
社員の奥さんであるというだけで、本当はすごく仲が悪いのに、みんなでラインでずっとつながっていたり、頻繁に長時間一緒にいることもある。
仲間意識が強いのは日本人の美点かもしれないが、会社とは営利団体で、それ以上でもそれ以下でもない。もっといえば、従業員とは、いつ首にされるか分からない存在といえるのであって、そういう、弱い立場の人に過剰な労働時間や、プライベートな時間を差し出すよう要求したり、会社を愛せと言うのは、場合によっては束縛や、搾取につながりかねない。
休む時はしっかり休んでもらってパフォーマンスのいい仕事をしてもらい、あとは自由にさせてあげるのは、優しさだと思う。
経営者・管理者、世間が「休むのはずるい」と考えていると、労働者はなかなか休めないこともある。
だからこの本は、働く人全てが読んだ方がいい本でもあるし、また、経営者・管理者に読んでほしい本であると同時に、「デキる人」こそ読んだ方がいい本だと思う。
しっかり休んでプライベートも充実し、効率のよい仕事をし、生産性が上がるなら、いうことはない。
だが、難しいことはない。著者は分かりやすい文章を書くのが得意な方で、読みやすい文章と構成で、あっという間に読めてしまう。
誰もが、限られた時間と条件の中で生きている。そこで効率のいい仕事をし、私生活を充実させるヒントを知ることは、自分の人生を、知恵と工夫でマネジメントできる喜びにつながる。
私は読んでいて始終ワクワクしていた。とにかく面白い本だった。
日本人は働き者である。それを無駄にしないためにも、それこそ、日本経済復活、日本復活のためにも広く読まれるべき本だと思う。
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