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【軽やかで勇敢な視点。長寿国の日本、必読の書】『ドイツ人は飾らず・悩まず・さらりと老いる』【移住物語・美しき東京 番外編】

2025-04-12 | TOSHI

世界的に有名な長寿国である日本では、老いてからの生活も充実させる必要があるはずです。

けれど、若い人しか人生を楽しめない、年齢を重ねてからは楽しみにくいのが現状かもしれません。

そんな時に読んだのが、

『ドイツ人は飾らず・悩まず・さらりと老いる』サンドラ・ヘフェリン著(講談社)

です。

この本では、日独ハーフ・バイリンガルならではの著者、サンドラさんの広い視点で、老いてからの学び・友情・恋愛・病気・死、死後…についてのヒントが網羅されています。

本当に、日本人の家庭に一家一冊必要な、必読の書だと思います。

個人的に、恋愛についての記述が一番興味深かったです。

「ドイツ人は老人ホームで恋をする」の章では、91歳の男性がした、「命懸けの恋」に涙が出そうになりました。

「老人ホームで命懸けの恋をする」なかなか日本ではないことではないでしょうか。

例えば、個人的な話になりますが、私は日本人女性で、52歳で、見合いで知り合った同い年の男性と、来月結婚する予定なのです。

ところが、年齢を重ねてからの恋愛・結婚は珍しいように思う人もいるようで、実家に挨拶にいくさい、田舎の友達に、
「あなたが(その年で)結婚するということが、街の一部で噂になっている。今、帰ってきたら嫌な思いをするかもしれないが、本当に今帰ってくるのか」
と電話で言われて仰天したことがありました。
同じ年の男性と見合いで結婚することが、そんなに変わった、間違ったことでしょうか。

やっぱり、日本では「変わったこと」をすると、世間が許さない場合があるのでしょう。

でも、日本とドイツのハーフでバイリンガル、両方の文化に詳しいサンドラさんならではの視野から、新しい、ためになる意見がどんどん出てきます。

この本はまるで、人生のようです。

サンドラさんは、夢だった日本での生活を叶え、出版した本はベストセラーに。日本とドイツを行ったり来たりする充実した日々を送りますが、やがて老いや、ドイツにいる親のことを考える年齢になります。

途中まで、ただウキウキしながら読んでいましたが、病気、死について書かれた章については、年上の私は、自分も遠からず行く道なので考えさせられました。

私と婚約者の間には、もう子供はできません。やがて来る別れと、そのさいどうすればいいのかを模索中です。凄く怖い時もあります。

その答えはまだ出ていませんが、サンドラさんの、この本をささえる視点は、あくまで聡明で、勇敢でした。

サンドラさんが、老いや死を取材してじっくりと見据えて、私達に教えてくれる感じがします。

勇気のあるサンドラさんが、先に研究してくださって教えてくれるから、少しは老いが怖くなくなった。いいヒントをたくさん得られた…そんな感じがします。本当に読んでよかったです。おすすめです。

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